遥か昔日、獄界の覇権を巡りし群雄割拠の時代有り。
其こそ、後世に『獄界の大乱』と呼ばれし未曾有の内乱。
異境の侵略者も加わりて、其の混迷は益々深まれり。
惨烈なる戦渦の中、新たなる秩序を築かんとす一軍が生まれん。
其の首魁こそ、嘆きの地に雌伏せし雷帝パズス。
大蛇の如き稲妻と、巨鳥の如き大翼を併せ持つ強大なる悪魔なり。
彼の雷帝、新世の王と成らんとし、一騎当千の強者達と王都に攻め入らんとす。
然れども王都を治めし魔王ベリアル、牙を剥きて只笑う。
蛮勇、何を恐れることがあらん哉、と――。
――其は魔族の屍肉が山河を成す、酷薄無惨の年代記。
黄昏の時を歩む獄界に、封王の欠片が胎動せんとす――
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